前提
ファイルサーバ:Windows Server 2022 Standard
ベンチマーク実行PC:Windows 11
接続:双方共に10Gbps
前回からの変更点
SSDを追加購入。前回と同じSanDiskのSDSSDH3-2T00-G25。
テスト
今回から仮想ディスクを記憶域階層で作成。SSD2台のミラーとHDD2台のミラーを合わせて作成。
ミラー遅い… シンプルに比べたら当然遅いし、パリティに比べても結構遅い。パフォーマンスのSSDがあまり仕事してない?
ちょっとどうしたものかと悩んだあと、ReFSでもテストしてみることに。
ReFSが思ったよりも速い!! これなら十分。
続いて、ライトバックキャッシュを4GBに増やしてどうなるかテスト。
ライトバックキャッシュはGUIからだと1GB固定となり、任意の値を設定できないので、PowerShellから仮想ディスクを作る。
$SSD階層 = New-StorageTier -StoragePoolFriendlyName "Pool" -FriendlyName "SSD_Tier" -MediaType SSD
$HDD階層 = New-StorageTier -StoragePoolFriendlyName "Pool" -FriendlyName "HDD_Tier" -MediaType HDD
New-Volume -StoragePoolFriendlyName "Pool" -FriendlyName "Test" -AccessPath "E:" -ResiliencySettingName "Mirror" -ProvisioningType "Fixed" -StorageTiers $SSD階層,$HDD階層 -StorageTierSizes 190GB,290GB -FileSystem NTFS -WriteCacheSize 4GB
New-Volume -StoragePoolFriendlyName "Pool" -FriendlyName "Test" -AccessPath "E:" -ResiliencySettingName "Mirror" -ProvisioningType "Fixed"
ライトバックキャッシュ1GBと変わりなし…
ReFSでもライトバックキャッシュ増量による恩恵はなさそう。
新機材投入
最初のテストで気になったそもそもHDD遅すぎじゃない?という疑問に対する答えを出すためにHDDも追加で買ってみた。
Western DigitalのWD60EFAX-EC。Red Plusの6TBモデル。もうちょっと大きいサイズでもよかったけどそんなに容量いらないので。
Red Plus速い! NTFSでもなかなかの速度。
続いてReFS。こちらは、ランダム4kのQ32でちょっと良くなったくらいで目立った向上はなし。NTFSに比べると正直、HDDの性能向上による恩恵は少ない感じ。
というわけで、いろいろベンチマークを取った結果、初となるReFSで運用することに決定!