ようやく納車されたRP9。いろいろといじっている最中だけど、結局のところ、レースに出てる人からすると速いのかそうじゃないのかという点に尽きると思う。
体感的にはTarmac SL6より速い気がするけど、フレームの差異かどうかは正直わからない。
ただ、総合パッケージとしてはTarmac SL6より速い。その理由はRP9のフレームにあるというよりDT SWISSのARC 1100 DICUTにある気がするけど。
このホイール、とにかく高速域でめちゃくちゃ伸びる。公道でダウンヒルするにはちょっと速度が伸びすぎるときが…
ともあれ、ホイールをうまく生かせて走れるのであれば、それはよいフレームと言えなくもないけどホビーレーサーからすると少し固め。が、DOGMA F10のように、「あ、これは無理」と言った感じでもなく、レースに出る人ならそれなりのトルクとペダリングスキルはあるはずなのでクリアできるはず。
さて、体感的には以上だけど、データ的にはどうなのという話で同一コースの過去ログと比較してみた。
走行時間 | 走行距離 [km] | 標高 [m] | 平均パワー [W] | 平均スピード [km/h] | バイク |
---|---|---|---|---|---|
4:50:00 | 130.6 | 1761.4 | 154.3 | 26.6 | SL6 |
4:50:13 | 130.82 | 1705.1 | 137.2 | 26.7 | RP9 |
4:56:13 | 131.62 | 1736.1 | 147.8 | 26.7 | SL6 |
4:57:19 | 131.89 | 1688.4 | 145 | 26.6 | SL6 |
5:05:30 | 130.99 | 1719.7 | 138.4 | 25.7 | SL6 |
5:13:34 | 131.91 | 1678.3 | 134.5 | 25.2 | SL6 |
5:14:51 | 131.77 | 1691.2 | 133.9 | 25.1 | SL6 |
RP9の走行ログは上から2番目。
ベストこそ出ていないけど、そもそもそんなに踏んではなく、平均パワーは137.2Wと低め。にもかかわらず5時間近く走ってベストと13秒差。
なにより17W近くパワーが低いにもかかわらず13秒差はエアロ効果がやはり大きいと思う。
実際、138Wで走ったSL6だと5:05と15分も差が…
無論、風や気温、信号の影響もあるのでこれだけのデータを持って一概にRP9の方が速いとは言い切れないけど、やはりそれなりに速いフレームだとは思う。
だとすると、残る問題はTarmac SL7やPROPELと比べてどうなの?という話だけど、これはフレーム持ってないから試しようがないね…